コンパス(方位磁石)のデザイン

方位を示すコンパスのタトゥーを2つ紹介します。

コンパス(方位磁石)のデザイン
方位磁石や羅針盤とも呼ばれます。

東西南北を表す「N,E,S,W」のローマ字も
一緒に彫られています。

シンプルなデザインでありながらも、
分かりやすいモチーフです。

コンパスは方位を表すものですが、
行くべき方向を示すということで
「人生の道しるべ」
と言った意味を持たせる場合もあります。

左の画像はコンパスに羽根のついた矢が刺さっています。
他のモチーフも組み合わせるのも良いですね。

コンパスの尖っている部分の
半分は色を入れて
残りの半分は色を入れないデザインが
ノーティカルスターとも似ています。
航海と関係が深いからでしょうか。

Shinji Tattoo

生首のいろいろ

斬首刑や戦いにより首より上を切り落とされた頭部を生首と言います。

生首のタトゥー Shinji

タトゥーで生首として彫られるのは、
主にジャパニーズスタイルでの侍や芸者などでしょうか。
中には洋柄のデザインもありますが、
刺青の図柄になった生首は人を引き付ける魅力があるのでしょう。

刀が刺さっていたり、血が流れていたりする生首が多いです。

落ち武者の様にざんばら髪のもの、
花魁の様に綺麗に髪を結って髪飾りがついたものなど
デザインも様々です。

少し怖い印象のある生首に人気があるのは、
スカルの様に「死」をイメージする生首をタトゥーとして彫ることによって、
今ある「生」を強く意識することが出来る
と言った意味もあるのかも知れませんね。

Shinji Tattoo

八咫烏

3本足の八咫烏(ヤタガラス)は神の使い、
神を導いたとして崇められています。
サッカー日本代表のシンボルマークにも使われていますが、
それは「よくボールをゴールに導くように」
と言う願いが込められているそうです。

八咫烏

実際に飛んでいるカラスは
ゴミを散らかす迷惑な鳥ともされます。
カラスの全身の黒色は闇を想像させ、
闇すなわち死を連想させる不吉な鳥ともされています。

日本では一方ではカラスを崇め、
また一方では忌み嫌っている。

海外でのカラスは、
地域により世界の創世に関わる偉大な存在とされたり、
殺戮と死をもたらす存在とされたり
様々な捉われ方があります。

カーカーと鳴く声や黒い体に
「何か嫌い」
と拒絶するのではなく、
よく見てみると黒く輝くその姿は
実はとても美しかったりします。
とても賢い鳥でもありますよね。

Shinji Tattoo

黒色のぼかしで彫った蓮の花

「私は仏教徒だ」
と思う日本人は少なく
「特に宗教を信じていない」
と言う人が多いようですが、
広義では99%の日本人が仏教徒と
定義されていたりもします。

そんな背景があってなのか
どうかは分かりませんが、
仏教と関わりの深い蓮の花は
タトゥーのモチーフとして人気があります。

黒色のぼかしで彫った蓮の花のタトゥー

黒色のぼかしで彫った蓮の花を紹介しようと
今までの画像を見ていると、
色々なデザインがあるなと思いました。

皆さんの蓮の花のイメージは
どんなものでしょうか?

デザインは色々ですが、
どれも「蓮の花だな」
と思います。
実際に咲いているものとは
違っていても、
イメージというものが
しっかりと頭にあるからでしょうか。

梵字と言うのも
蓮と一緒にデザインすることが多いですね。

色々と参考にして、
ご自分の好きな蓮の花を
探してみてください。

Shinji Tattoo

これもあれも、トライバルタトゥー

皆さんが
「トライバルタトゥー」
と聞いて思い浮かべるのは、
どんなデザインでしょうか?

トライバルと言っても
様々なデザインがあります。

これもあれも、トライバルタトゥー

左の画像はポリネシアンデザインを思わせるような曲線の中に、
日本の伝統的な模様を組み込んだトライバルです。

右の画像は勾玉のような太いラインを組み合わせた、
独特なデザインのトライバルです。

厳密に言えば「トライバル」ではないかも知れませんが、
一般的に大まかには「トライバル」になります。

英語での「トライバル(tribal)」は
日本語に訳すと「部族の」や「種族の」
と言った意味です。

日本の伝統的な刺青にも言える事ですが、
部族間で伝えられてきた伝統的なスタイルは
そのままを受け継がれて現在も彫られていたり、
形を変えて現在のトライバルスタイルともなっています。

変化を続けるトライバルスタイルは、
数年後にはまた新しいスタイルと
なっているかも知れませんね。

Shinji Tattoo